2022-08-16
地方の実家を相続したものの、住む予定がなく空き家のままにしている方もいるのではないでしょうか。
しかし放置し続けた空き家は火災が発生するリスクが高まり、最悪の場合は損害賠償を求められる可能性があるため注意が必要です。
今回は空き家で火災が起こる原因や火災を防ぐための対策法、火災発生時の責任の有無について解説します。
誰もいない空き家で火災が発生してしまう原因のうち、もっとも多いのは放火です。
人の気配がないことにくわえ、人目に付きにくく、門扉やドアなどの施錠がなされていない空き家は放火犯にとっては格好の獲物です。
また庭に草木が生い茂っていたり、新聞紙や雑誌などが放置されていたりする空き家では、タバコのポイ捨てによる火災も起こりやすい傾向にあります。
築年数の古い空き家の場合は、設備の老朽化に伴うガス漏れや配線機器トラブルによる火災発生リスクも高いといえるでしょう。
空き家火災のほとんどは建物の管理不備が原因です。
火災を防ぐためにも、庭の草木を刈ったり住居周辺の燃えやすいものを片付けたりと、日ごろから空き家の清掃や手入れを心掛けましょう。
もし空き家が遠方にあって定期的な管理が難しい場合は、自動照明装置を設置する、門扉周辺に管理会社の看板を設置する、近所の方に見回りを依頼するなどの対策をとることをおすすめします。
原則として「空き家で火災が発生したとしても所有者は損害賠償責任を問われない」と失火責任法によって定められています。
ただし、所有者に重過失がある場合はその限りではありません。
たとえば所有者の管理不足が原因で第三者が侵入して放火した場合や、設備の老朽化による漏電火災のケースなどでは所有者責任が問われる可能性があります。
所有者の重過失による火災で近隣の住居も類焼してしまった際には多額の損害賠償を請求される恐れがあるため、注意が必要です。
万が一のことを想定して空き家を対象とする火災保険に加入するか、この先も空き家を活用する意思がない場合は売却や解体を視野に入れることをおすすめします。
管理の行き届いていない空き家は放火犯に目を付けられやすく、火災が発生しやすい傾向にあります。
所有者に重大な過失があると判断された場合は損害賠償責任を負わなければならないこともあるため、日ごろから適切な管理を心掛けることが重要です。
もし管理し切れない場合は売却や解体を検討しましょう。
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